大正時代の兵庫工場全景大正時代の兵庫工場全景
100th Anniversary HANSHIN DIESEL 1918-2018

当社は本年1月28日に創立100周年を迎えることができました。

1918年、大正7年に小曽根喜一郎により、株式会社阪神鉄工所として当社が設立されました。そして、木下吉左衛門が1905年、明治38年に創業いたしました株式会社木下鉄工所と1965年、昭和40年に合併し存続会社として新生「阪神内燃機工業株式会社」となりました。中型船舶の推進用エンジンを軸として、独自の技術と素材からの一貫生産を武器に多くの製品を生産販売していました両社が合併し幾多の苦難、成長を経て、本年創立100周年を迎えました。

近年では、環境にやさしくクリーンなエンジンのLA形シリーズのリリースや、船の航行中に陸上からエンジンの監視や診断が可能な高度船舶安全管理システム、加えて、燃費を大幅に改善できる電子制御エンジンのような高い付加価値を持つエンジンの開発・販売 も開始することができました。また、低速4サイクルでは世界初となるガスエンジンも創立100周年を機に開発を完了することができました。重油燃料に比べて大幅にクリーンで熱効率も原理的に優れているという特長を備えており、次の100年の柱となるべき技術であります。当社100年の歴史の結実であることを添えて、今回ご報告させていただく栄誉にめぐまれましたことを深く感謝しております。

創立以来100年の間の生産につきましては、本年1月にエンジンの出荷累計が約11,600台、出力馬力の換算では約1,620万馬力を達成することができました。その中には、1987年に川崎重工業様との提携によりライセンス生産を開始した、MANディーゼル社2サイクルエンジンも361台、199万馬力が含まれております。

上述しましたように、1世紀に渡って舶用エンジンメーカーとして開発・生産・販売を続け、微力ながらも社会に貢献できたことは、ひとえに今まで支えていただいた皆様がたのおかげであることは申し上げるまでもございません。

今から10年前の創立90周年のときは、造船バブルに湧き、当社も含め海運・造船が未曽有の好景気を経験しておりました。そののち、リーマンショックの後は、特に海外市場の急激な冷え込みとともに低迷の時代にさらされております。しかしながら、そのような激動の環境の中でも、常に企業基盤の強化を重ね14期連続の黒字を2017年度には達成することができる見込みであります。

記念すべき創立100周年を節目として、これからも社業の発展と社会への貢献に邁進することによりさらなる高みへと進化し、ステークホルダーの皆様全員に大きな満足をもたらすことができるよう社員一同頑張ってまいります。

阪神内燃機工業株式会社 代表取締役社長 木下 和彦

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